尿道カテーテル留置の生活(4)
チューブの固定位置について。
カテーテル留置で一番困るのは、チューブの固定位置が悪いと、歩くのも、座るのも、苦痛であること。
まず、先っぽをだらんとたらして、カテーテルを下に。
先っぽから少し下げたところで、先っぽにテンションがかからないようにUターンさせて、上のほうへ。
そこからチューブの接続部を経て、へその横あたりまで持ってきて、またUターンさせて下のほうへ向ける。
このへその横のUターン部を医療用のテープでおなかに止める。
大きな尿バッグは、ズボンの外に出すので、このUターン部が、パンツのゴム・ズボンのベルトの位置になる。
そこから、チューブを外に出して、尿バッグにつながる。
レッグバッグの場合は、すべてズボンの中に収めるので、もう少し下、鼠径部の近くで、Uターンさせて、そのまま、太ももに沿わせ、ふくらはぎのレッグバッグにつなげる。
このUターン部の位置が決まると、歩きやすい・座りやすい。
ちょっと位置が悪いと、先っぽが引っ張られたり、押されたりして、具合が悪い。
一度いい位置が決まったらマークしておけばいいのだが、同じところにテープを貼ると、皮膚が赤くはれてしまうので、毎回位置を変えなければならない。
毎回、工夫が必要。